【空龍の偉人】清水次郎長 山岡鉄舟から学ぶ運命を超える秘訣

こんにちは。北極流占い師の相原康人です。

有名人・偉人から、六龍法の生き方を学ぶシリーズです。

今回は、空龍の偉人・清水次郎長のエピソードをご紹介します。
そして彼の人生のキーパーソンとなる、
同じ空龍の偉人・山岡鉄舟とのエピソードもご紹介します。

彼らの人生は、空龍の方はもちろん、
どの龍の方でも非常に参考になる、セオリーが隠されています。

是非、最後までお読みください!

清水次郎長とは

清水港を開港した、幕末から明治に活躍した英雄の一人です。
今の山口組を、一番最初に作られたことでも知られております。

若き頃は喧嘩に明け暮れた人生を送られていた彼が、如何にして
素晴らしい英雄となっていったのか、ご紹介します!

清水次郎長のエピソード

20代の頃は、人に暴力をふるい人を傷つけ、
はたまた、お酒を飲んであらゆる人に迷惑を掛けて生きていました。

そんなあるとき、町を歩いていると偶然占い師に出会います。

その占い師にこう言われるのです。

「お前さん、ちょっと顔を見させてもらったけど、死相が出てるよ。」
「お前は後3年以内に死ぬ、そういう死相が出てる。」
(死相とは、人相や手相のような占いの方法に出てくる線のようなものの一つで、死が訪れることを示します。)

それを聞いた清水次郎長は、強いショックを受けます。

そこから自暴自棄になり喧嘩に明け暮れるかと思いきや
ある時から自分の財産やお店を、仲間にあげたり、清水港に貢献し始めました。

人のために生き始めたのです。

そうして人のために生きていたら、死ぬと言われた年齢が来ても死ぬことなく生き続けることができました。

そこから数年がたち、町をあるしていると当時出会った占い師に再度出会うことになります。

占い師を見つけた清水次郎長は、彼に死ぬと言われたのに死なないのは何故と問い詰めます。

占い師は再度顔を見たときに

「あれ?死相が消えていますね……お前さん、あれからどういう生き方をしてきたの。」

と問われます。

死ぬと言われたので、自分の財産を人のために使ってきたんだというと、

「お前さん、それは徳を積まれましたね。寿命が延びてますよ。」
と言われました。
(ここでいう徳とは、善行のこと示します。)

そこから、人のために生きる、ということ決めて生きて行かれたのです。

清水次郎長を変えた出会い

では、どのようにして清水次郎長は人のために生きようと考えるようになったのか、
気になるところですね。

……実は、山岡鉄舟との出会いが重要なカギを握っていたのです。

当時戦争中だったため、清水の港には多くの死体が流れ着いていたのです。
このままでは漁も満足に行えないため、港の人たちは困り果てていました。

しかしながら、勝手にそれを処理することは禁じられており、朝廷より罰せられる行為でした。

清水次郎長は清水の港のことを考え、
そしてちゃんと処理してあげないとその人のためにもならないと考え、
リスクを背負って片付け始めたのです。

それを見逃さない朝廷は、罰則を与えるために送り出したのが
山岡鉄舟だったのです。

これが彼らの出会いだったのです。

山岡鉄舟は問います。

「なぜ賊軍を弔ったか?」

清水次郎長は話します。

「敵も味方も死んだ後は同じ仏です。
死骸で海がふさがれては第一、
港のものが困るのです。
港のためと仏のためと思って致したことが、
もし悪いと仰せになるのなら、
どのような咎めもお受けします。」

その言葉に大変興味を持った山岡鉄舟は
さらに山岡鉄舟は剣術について問いました。

「どういう心得で敵を倒すのか?」

すると清水次郎長の剣術に対する考え方が

「刃先をあわせたとき、ススキが風になびくように、
自然に次郎長のするがままに任せているようならば、
こちらは、すばやく刀を退いて逃げてしまう。
逆に反発してくるようならば、
間髪をいれず突き進んで斬った。
弱いやつには余裕がないからすぐ反発する」

と話されました。

山岡鉄舟は、それが真髄を得ていると感服したのです。

それに対して清水次郎長は、悟りとは何かと問ったところ

【精神満腹】

と答えたのです。

感服した清水次郎長は弟子入りをすることになります。

清水次郎長を変えた精神満腹とは

心が満たされることが、最も幸せなことであるということです。
現実的な欲望をみたすのではなく、自分の精神を満たすことが最も幸せなことということなのです。

これこそが悟りであると山岡鉄舟から学び

この言葉を胸に一生を生きるようになったのです。

そして仲間と共に清水の港を開いていったのです。

喧嘩に明け暮れた清水次郎長も、死の運命を突き付けられ、
世のため人のためと生きていった結果
運命を超え、英雄となっていったのです。

記事を読んでくださったあなた様も、
人のために生き、彼のように運命を超えてみてはいかがでしょうか?

 

運が良くなればどんな夢も叶う!
あなたの開運をお祈りしております。

相原康人