【水龍の偉人】美輪明宏さんを六龍法占いで鑑定

17歳から銀座のシャンソン喫茶で歌手として働き始めました。

そこは、多くの著名な文化人が出入りする場所。三島由紀や岡本太郎らの支持を得て芸能界に入られます。

1957年にシャンソンの「メケメケ」を日本語でカバーしたことにより、人気を博します。

また、容姿の美しさから「天上会の美」、「神武以来の美少年」、「シスターボーイ」、とマスコミにもてはやされ一斉を風靡します。

ところが、ずっと順調な芸能活動活動であったわけではありませんでした。

不遇の時代を味わう、原爆症に苦しめられるなど、様々な試練が襲ってきました。

芸能活動で一世を風靡されたあと、1960年代に美輪さんは雑誌でトランスジェンダーである事を公表されます。

現在ではゲイという事をネタとしてTVなどで活躍されている方もいらっしゃいますが、当時は大変な差別を受けました。社会から迫害され、自殺に追い込まれる人も多くいたのです。

そんな時代になぜ、美輪さんはカミングアウトしたのでしょうか？

ご自身がトランスジェンダーであることを明かし、社会的に活躍する。ほんの少しでも同じ境遇の方々の勇気や希望になれるかもしれない。

公表することで、己がどれだけ不利益を受けようと構わない。

そんな美しい生き方を選ばれたのです。そして今なお、美しく活躍され続けていらしゃいます。

またある時、記者の方に質問されます

「自分のことをどう表現しますか？」

「バケモノです。」

美輪明宏さんの答えです。私はとても芸術的な表現だなあと思いました。

私が面白いなと思ったのは、美輪さんの悩み相談に対する答えです。

YouTubeなどで、【美輪明宏　悩み相談】などで検索すると沢山出てきますので、是非チェックしてみてください。

相談に対する返しが、凄いのです。異次元の発想でいつも舌を巻かされます。

例えば、トランスジェンダーの方からのお悩みで、

「夜の街で働いて、人気者になるにはどうすればいいですか？」

というものがありました。美輪さんの通ってきた道でもあるので、相談者は尋ねたのでしょう。

「あなたは向いていないのでやめなさい」

と一刀両断です。

夜の世界はそんなに簡単ものではない。中途半端な覚悟で入ってはいけません。悪いこと言わないからやめておきなさい。というものでした。

その世界を生きぬいてきた経験からのアドバイス。それに加え、相談者の状況、思考、未来をよまれた上で伝えていらっしゃるのです。

スピリチュアルなお方なので、きっと色んな事が、お判りになるのでしょう。毎回、とても深いお話をされます。

私も良く勉強させていただいてます。占い師という職業柄、一般的な質問が出たときに（例えば、いい夫婦になるには？など）美輪さんのアドバイスされる内容を予測しながら動画を見たりします。

しかし、私の考えを超えて異次元の回答をされるのです。

ある動画のなかで、

「美輪さんにとって、つらい事や悩みはあるんですか？」

と質問されたときには、きっぱりと

「ないわね」

とおっしゃっていました。

もはや、つらい、不幸などという概念さえない。幸不幸などの境界線の無い、ぶっ飛んだ世界に住んでいらっしゃるようです。

私の師匠、北極老人も美輪明宏さんはすごい、心のレベルが高いと絶賛されています。

水龍の方は苦労や不幸があってもめげずに立ち上がり、美しい生き方を選択することで才能が芽生えるのです。人から尊敬され、魅力的になるのです。

迷った時にはエゴの心や、挑戦しないで逃げだそうとする心が津波のように襲ってきます。

それを乗り越えて自分自身の美学、美意識に従う行動が出来ると水龍の方は開運できるのです。

異次元の不幸を経験され、克服し、美しい生き方をされている。そんな美輪さんの言葉にはとてつもない説得力があります。